河野デジタル大臣「新マイナンバーカードでは新しい読み取り機が必要となるかも」。利権か、セキュリティーか。
現状のマイナンバーカードおよびICチップにどの程度の長さ（強度）の暗号が使われているのか、
技術的に詳しい仕様は分かりませんが、将来的に量子コンピュータなどでRSA暗号が解読される
可能性などを踏まえ、新しい暗号方式、および読み取り機が必要となる可能性があるそうな。
河野デジタル大臣は、2026年中を視野に導入を目指す新しいマイナンバーカードについて「仕様によっては、新しい読み取り機が必要になるという可能性は当然ある」との認識を示しました。
新しいカードに切り替える理由としては、“量子コンピューターなどいろいろ技術が革新し、強度的にさらに強い暗号に切替える必要性がある”などと答弁しました。
【速報】河野デジタル大臣「新しいマイナンバーカードでは新しい読み取り機が必要となる可能性」（TBS NEWS DIG Powered by JNN） – Yahoo!ニュース
ま、そりゃそれで良いんですけどね、問題は運営する側のガバガバさよ。
市町村の職員が職権を濫用して個人情報を盗み見たり、自宅に持ち帰って市民に嫌がらせするような
事態も起きています。
市職員が個人情報あざ笑う 「ちゃっかり減免申請して」「偉そうに」：朝日新聞デジタル
そもそもの情報セキュリティの意識向上、漏洩したやつの厳罰化、スパイ防止法、
その他諸々の法整備のほうが急がれるかも。
あるかどうかわからない「RSAの2048bit暗号が突破されるかも」より、現実的な脅威に対する
対応のほうが優先順位が高いのでは。
この国、いつも優先順位付を間違えますからね。目先の処置に頑張るあまり、
大局を忘れ、戦略を考えず、全体が俯瞰できず、次第に敵に追い込まれて最後に全滅する。
我が国の伝統芸能です。
