紙の保険証による誤りや不正使用は年間600万件、不正費用は1000億円超え。
保険証認証のためのデータ交換基準に関する研究(総括研究報告書)によると、
紙の保険証による誤りや不正使用は年間600万件、不正費用は1000億円超え、とのこと。
保険情報の誤りや不正使用は、全国で年間600万件にも上っており、その処理のための経費は1000億円を越えると推定されている。これは、クレジットカードの様な認証システムを導入すれば解決することである。本研究は、保険者の持つ被保険者データのデータベースと医療機関等をインターネットを介して結び、保険証の有効性を即時的に認証を行うシステムの開発である。しかし、健康保険情報はその安全管理に十分注意を払う必要があり、慎重な準備と技術的な検討が必要である。本研究は、実用可能なシステムの要件を整理して、システムの設計を行い、システムの動作検証を行う。
保険証認証のためのデータ交換基準に関する研究(総括研究報告書) | 厚生労働科学研究成果データベース
マイナンバーによる身分証明書と一体化した保険証の導入が進めば、
保険証の貸し借りや、通名による診察などを排除でき、これら悪質な犯罪者による
不正な保険利用も激減することが出来、真面目に社会保険料を収めている日本人にとっては、
好ましい環境が出来るでしょう。